そのドライヤーのやり方、損してない?美容師が教える「美人髪」になる乾かし方
「毎日ちゃんとドライヤーで乾かし方を工夫しているのに、なぜか髪がパサつきがち…」「美容室帰りのような、あのツヤツヤの美人髪になりたい!」
そう思っているあなた。実は、髪が綺麗に見えるかどうかは、毎日のドライヤーの使い方にかかっています。
この記事では、髪が傷まないための準備から、乾かし方の基本ステップ、そして仕上げのコツまで、美容師さん直伝のテクニックをわかりやすくご紹介します。これを読めば、あなたの髪が今日から見違えるように変わるはずです。
なぜドライヤーが重要?正しい使い方で「美人髪」は作られる
「自然乾燥でもいいのでは?」と思うかもしれませんが、濡れた髪はキューティクルが開いた状態。このままだと、髪の内部の水分やタンパク質が外に出てしまい、熱ダメージや摩擦で髪が傷まないようにするためにも、ドライヤーで素早く乾かすことが大切です。
正しいドライヤーの使い方でキューティクルを閉じることができれば、髪の水分が保たれ、自然なツヤとまとまりが生まれます。
【STEP1】乾かす前の準備が8割!
ドライヤーを始める前に、ちょっとしたひと手間で仕上がりが大きく変わります。
タオルドライは優しく:濡れた髪はとてもデリケートです。ゴシゴシと力任せに拭くと、キューティクルが剥がれてしまいます。タオルで髪全体を包み込み、ポンポンと軽く叩くようにして、水分を吸い取りましょう。
アウトバストリートメント:ドライヤーの熱から髪を守るために、アウトバストリートメントは必須アイテムです。髪の長さや量に合わせて適量を手のひらに広げ、毛先から中間にかけて優しくなじませましょう。
【STEP2】「美人髪」を作るドライヤーの基本ステップ
ここからが本番。基本の3ステップをマスターして、ツヤ出しを意識しながら乾かしていきましょう。
鉄則1:根元から乾かす
髪の毛は、根元が最も乾きにくい部分です。まずは根元から乾かすことで、全体が早く乾き、速乾につながります。
鉄則2:ドライヤーを振る・離す
同じ場所に温風を当て続けると、熱ダメージの原因になります。ドライヤーを小刻みに振りながら、髪から15〜20cmほど離して使いましょう。
鉄則3:風の向きは「根元から毛先へ」
キューティクルは、根元から毛先に向かってウロコのように重なっています。この流れに沿って風を当てることで、キューティクルが閉じるので、指通りの良いツヤ髪になります。
【STEP3】仕上げのひと手間でツヤツヤに
乾いたと思っても、仕上げのひと手間がプロの技です。
冷風の活用法
最後に冷風を当てることで、温風で開いたキューティクルがキュッと引き締まります。これにより、髪にツヤが出て、スタイルを長持ちさせる効果も期待できます。
髪質・長さ別のテクニック
ショートヘア:指で髪をかきあげながら、下から上に風を当てるように乾かすと、ボリュームアップしてふんわりとした仕上がりに。
ロングヘア:髪が長い分、ドライヤーの時間がかかります。まずはタオルドライをしっかり行い、髪をいくつかのブロックに分けて乾かすと効率的です。
くせ毛・うねり:手で髪を軽く引っ張りながらドライヤーを当てると、うねりが伸びやすくなります。
まとめ
美人髪を作るには、ドライヤーの正しい使い方が欠かせません。
タオルドライやアウトバストリートメントで髪を守り、根元から風を当てるのが基本です。そして、仕上げに冷風を使うことで、ツヤ出しとまとまりがアップします。
毎日続ける習慣だからこそ、今日から少し乾かし方を変えてみませんか?きっと、あなたの髪は応えてくれます。