メイクブラシの選び方と手入れ方法
「ファンデーションがムラになる」「アイシャドウが綺麗にグラデーションにならない」
そんなお悩みを抱えていませんか?
その原因、もしかしたら使っているメイクブラシにあるかもしれません。
ブラシは、ただの道具ではありません。メイクの仕上がりを格段にレベルアップさせてくれる、魔法のようなアイテムです。
しかし、たくさんの種類があって、どれを選べばいいか分からない…という方も多いでしょう。
また、せっかく良いブラシを手に入れても、手入れを怠ると、肌荒れの原因になったり、ブラシの寿命を縮めてしまったりします。
この記事では、メイクブラシの選び方のポイントから、種類別の使い方、そして長く清潔に使うためのお手入れ方法まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。
1. 失敗しない!メイクブラシの選び方
たくさんの種類があるメイクブラシの中から、自分にぴったりの一本を見つけるためのポイントは2つです。
ポイント1:毛の種類で選ぶ
ブラシの毛には、大きく分けて「天然毛」と「人工毛」があります。それぞれに特徴があるので、用途に合わせて選びましょう。
天然毛(動物の毛):
特徴:パウダーをしっかりと含み、肌へのフィット感が高い。ふんわりと柔らかい仕上がりが得意です。
得意な用途:パウダーファンデーション、チーク、アイシャドウ、ハイライトなど、粉状のコスメ。
注意点:動物由来のため、水洗いに弱いものがあります。
人工毛(合成繊維):
特徴:耐久性が高く、水洗いが可能で衛生的。リキッドやクリーム状のコスメを均一に伸ばしやすいです。
得意な用途:リキッドファンデーション、クリームチーク、コンシーラーなど、液状のコスメ。
注意点:最近は天然毛に近い柔らかさを持つ高品質な人工毛も増えています。
ポイント2:ブラシの形で選ぶ
ブラシの形によって、得意なメイクが異なります。
平筆:面が広いため、リキッドファンデーションやコンシーラーを均一に伸ばすのに適しています。
丸筆(ドーム型):チークやパウダーをふんわりとのせるのにぴったり。
斜めカット:フェイスラインに沿ってシェーディングを入れたり、アイブロウを描いたりするのに便利です。
尖った筆:アイライナーやリップラインを繊細に描くのに向いています。
2. 種類別!ブラシの正しい使い方
せっかく良いブラシを選んでも、正しい使い方をしないと効果は半減してしまいます。
ファンデーションブラシ
使い方:ファンデーションをブラシに適量とり、顔の中心から外側に向かって、優しく滑らせるように塗ります。毛穴が気になる部分は、トントンと軽く叩き込むようにすると、きれいに仕上がります。
チークブラシ
使い方:ブラシにチークを少量とり、手の甲などで余分な粉を落とします。頬の一番高いところに、ふんわりと円を描くようにのせましょう。
アイシャドウブラシ
使い方:グラデーションを作る際は、広い面を持つブラシでベースカラーをまぶた全体にのせ、小さめのブラシで締め色を目のキワにのせます。ブレンディングブラシを使うと、色の境目を自然にぼかすことができます。
3. 汚れは大敵!メイクブラシのお手入れ方法
ブラシは、使用するたびに皮脂やファンデーションのカスが付着します。これを放置すると、雑菌が繁殖し、肌トラブルやブラシの劣化につながります。
毎日のお手入れ
ティッシュオフ:使用後すぐに、ティッシュペーパーの上でブラシを優しく払い、残ったコスメの粉を落とします。
定期的なお手入れ(週に1回程度)
ブラシクリーナーを使用する:市販のブラシクリーナーをティッシュや専用のシートに含ませて、ブラシの毛先をなでるようにして汚れを落とします。
念入りなお手入れ(月に1〜2回程度)
水洗い:
洗浄剤を用意する:専用の洗浄液、もしくは中性洗剤をぬるま湯に溶かします。
優しく洗う:ブラシの毛先だけを洗浄液につけ、手のひらで優しくなでるようにして汚れを浮かせます。
しっかりとすすぐ:洗剤が残らないように、毛先を上向きにして流水で丁寧にすすぎます。
水気を切って乾燥:清潔なタオルで水気を拭き取り、ブラシの形を整えます。風通しの良い日陰で完全に乾かしましょう。
まとめ
メイクブラシは、使い方やお手入れ次第で、あなたのメイクの仕上がりを大きく変えてくれるアイテムです。
これからメイクを始める方も、ブラシを買い替える方も、ぜひこのポイントを参考に、自分にぴったりの一本を見つけて、メイクの時間をさらに楽しんでくださいね。