脇上部の影が深くなる原因は「肩の角度」にあり?スッキリ見せるための姿勢改善ガイド
ふとした時に鏡を見たり、写真に写ったりした際、「脇の上側に黒い影が深く入っている」と感じたことはありませんか?実は、この影は単なる影ではなく、肩の角度や姿勢が大きく関係しています。
脇上部に影ができると、老けて見えたり、実物以上に太って見えたりするため、女性にとっては避けたい悩みの一つです。この記事では、なぜ脇上部に影ができてしまうのか、その原因となる「肩の角度」と、影を消して明るいデコルテラインを作るための具体的な解決策を詳しく解説します。
1. 脇上部の影を濃くする「肩の角度」の正体
脇周辺に深い溝や影ができる最大の理由は、肩が本来あるべき位置からズレてしまっていることにあります。特に以下の2つの角度が影響しています。
内巻き肩(巻き肩)の角度
現代人に最も多いのが、肩が内側に入り込む「巻き肩」です。肩先が前方に突き出るような角度になると、胸の筋肉(大胸筋)が収縮し、脇周辺の皮膚や脂肪がギュッと中央に寄せられます。これにより、脇の付け根に深い溝ができ、光を遮って濃い影を作り出してしまうのです。
肩の挙上(いかり肩・すくみ肩)
無意識に肩に力が入り、肩が耳に近づくように上がってしまう角度です。肩が上がると脇の下に不自然な空間ができ、そこがくぼみとなって影を強調します。また、肩周りの筋肉が緊張することで血行が悪くなり、むくみが影をさらに深く見せる原因にもなります。
2. なぜ影が「老け見え」や「着太り」を招くのか
脇上部の影は、単なる見た目の問題だけでなく、体全体の印象に以下のような影響を与えます。
デコルテの痩せ見え・貧相な印象: 脇に影があると、相対的にデコルテのボリュームが削削げたように見え、不健康な印象を与えがちです。
二の腕の強調: 影が深いということは、その隣にあるお肉(二の腕)が盛り上がって見えるということです。結果として腕が太く見えてしまいます。
姿勢の悪さがバレる: 影の深さは、そのまま巻き肩の重症度を表します。自信がなさそうで、暗い印象を与えてしまう要因になります。
3. 影を解消するための「正しい肩のポジション」と対策
脇上部をフラットに保ち、影を最小限にするためには、肩の角度をリセットすることが不可欠です。
ゼロポジションへ導く姿勢の作り方
理想的なのは、耳・肩・腰が一直線になるポジションです。
一度、両肩を耳まで思い切り引き上げます。
そのまま肩甲骨を寄せるようにして、後ろへ回しながらストンと脱力します。
手のひらを外側(正面)に向けると、自然と肩の角度が開き、脇の影が薄くなるのがわかるはずです。
脇の「ハミ肉」を戻すバストケア
影の原因が脂肪の蓄積である場合、それは本来バストにあるべきお肉が逃げ出している可能性があります。
育乳・補正下着の活用: サイドのボーンがしっかりした下着を選び、脇上部のお肉をカップへ逃さず入れ込みます。
大胸筋のストレッチ: 壁に手をついて胸を大きく開くストレッチを日常的に行い、縮こまった筋肉を伸ばしましょう。
影を消すハイライト効果の活用
即効性を求めるなら、メイクやスキンケアも有効です。
トーンアップUVの使用: 脇上部からデコルテにかけてトーンアップ効果のある日焼け止めを塗ることで、光を反射させ、影を目立たなくさせます。
保湿の徹底: 皮膚が乾燥してしぼんでいると影が深くなります。しっかりと保湿してハリを持たせることで、溝を浅く見せることが可能です。
4. 影を作らないための日常の心がけ
一度解消しても、日々の生活習慣が変わらなければ影はすぐに戻ってしまいます。
スマホ操作時の視線: 画面を顔の高さまで上げ、首や肩が前に倒れないようにしましょう。
デスクワークの合間のリセット: 1時間に一度は椅子に座ったまま両手を後ろで組み、胸を大きく開く動作を20秒キープしてください。
寝る時の姿勢: 横向き寝は肩を内側に丸める原因になります。なるべく仰向けで寝ることで、胸周りの開放を促しましょう。
まとめ:肩の角度ひとつで、見た目年齢は変えられる
脇上部の深い影は、あなたの体が発している「姿勢の乱れ」のサインです。肩の角度を意識し、巻き肩を改善するだけで、影は驚くほど薄くなり、上半身のラインはスッキリと整います。
今日から鏡を見る時は、正面の顔だけでなく、肩が内側に入っていないか、脇に余計な影ができていないかをチェックしてみてください。正しい姿勢と適切なケアを味方につけて、どの角度から見ても美しいシルエットを手に入れましょう。