ブラジャーの脇(横)が盛り上がる原因は?お肉がはみ出す姿勢の傾向と改善策

 

「ブラジャーをつけた時、脇の横にぽっこりとお肉が乗ってしまう」「しっかりカップに収めたはずなのに、すぐに脇へ流れてしまう」と悩んでいませんか?この脇の盛り上がり、実は単なる脂肪のつき方だけではなく、日頃の**「姿勢のクセ」**が大きく関係しています。

特定の姿勢を続けていると、バストを支える筋肉が衰えたり、脂肪が本来あるべき場所から移動してしまったりするのです。この記事では、ブラの横にお肉が盛り上がりやすい人の姿勢の傾向を詳しく解説し、スッキリとした脇のラインを取り戻すための具体的な対策をお伝えします。


3. ブラ横が盛り上がる姿勢の傾向

脇にお肉がはみ出し、ブラジャーの横が盛り上がってしまう人には、共通する姿勢の特徴があります。自分に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。

猫背と巻き肩(前かがみの姿勢)

デスクワークやスマートフォンの操作で、背中が丸まり、肩が内側に入り込んでいる状態です。

  • 盛り上がる理由: 肩が前に出る(巻き肩になる)と、胸の筋肉(大胸筋)が縮こまって硬くなります。すると、バストを支える力が弱まり、バストの脂肪が重力に負けて脇の方へと押し出されてしまいます。この「流れた脂肪」が、ブラジャーのサイドに乗り、盛り上がりとして目立つのです。

反り腰による「胸の突き出し」

一見、姿勢が良いように見えますが、腰が過剰に反ってお腹が前に出ている状態です。

  • 盛り上がる理由: 腰が反ると、肋骨がパカッと開いた状態になります。この状態はバスト周りの皮膚や脂肪を横に引っ張る力が働くため、アンダーベルトの上に脂肪がたまりやすくなり、脇のラインがボコボコと不自然に盛り上がる原因となります。

片側に重心をかけるクセ

いつも同じ方の肩にバッグをかけたり、立っている時にどちらか一方の脚に体重を乗せたりする習慣です。

  • 盛り上がる理由: 体が左右に傾くと、片方の脇の下が常に圧迫されたり、逆に引き伸ばされたりして、左右のバストの形に差が出ます。圧迫されている側は脂肪が外へ逃げようとするため、ブラジャーのワイヤーを乗り越えて横へとはみ出してしまうのです。

腕を前に出す動作の固定化

料理やキーボード入力など、腕を体の前で使い続ける動作も影響します。

  • 盛り上がる理由: 脇の下にある「前鋸筋(ぜんきょきん)」という筋肉が使われずに固まると、リンパの流れが滞り、脇周りに老廃物や脂肪が溜まりやすくなります。これが、ブラジャーのサイドを盛り上げる「ぷよぷよお肉」の正体です。


脇の盛り上がりを解消するための3つのアプローチ

姿勢を整え、ブラジャーの選び方を工夫することで、脇のシルエットは見違えるほどスッキリします。

① 「脇高設計」のブラジャーでホールドする

サイドのベルトに高さがある「脇高タイプ」は、流れたお肉をカップに誘導する力が非常に高いです。

  • 選び方のコツ: 脇の部分に「ボーン(樹脂製の支柱)」が入っているものを選ぶと、脂肪が横に逃げるのを強力に防いでくれます。また、太めのサイドベルトは圧力を分散させ、段差ができにくいのがメリットです。

② 肩甲骨を寄せるストレッチを取り入れる

縮こまった胸の筋肉を伸ばし、正しい姿勢を維持しやすくしましょう。

  • 簡単な方法: 背中で両手を組み、グーッと胸を開いて肩甲骨を中央に寄せます。1日3回、30秒ずつ行うだけでも、巻き肩が改善され、バストが本来のポジションに戻りやすくなります。

③ 正しい「入れ込み」を習慣化する

ブラジャーをつける際、ただホックを留めるだけでなく、脇のお肉をしっかりカップに集めることが重要です。

  • やり方: 体を少し前に倒し、反対側の手で脇から背中の脂肪をぐいっとカップの中に引き寄せます。このひと手間で、ブラ横の盛り上がりが解消されるだけでなく、バストのボリュームアップも叶います。


まとめ:姿勢を整えれば脇はスッキリ変わる

ブラジャーの横が盛り上がるのは、体が「本来の形」を忘れてしまっているサインかもしれません。猫背や巻き肩を意識的に正し、脇をサポートする適切な下着を選ぶことで、後ろ姿まで美しいシルエットを手に入れることができます。

まずは、鏡を見たときに「肩が内側に入っていないか」をチェックすることから始めてみましょう。姿勢が変われば、今持っているブラジャーの着け心地も劇的に良くなるはずですよ。

脇のラインが整うと、タイトな服や薄手のニットも自信を持って着こなせるようになります。今日から少しずつ、姿勢美人とスッキリ脇ラインを目指していきましょう。