👙 その「盛り上がり」はカップ不一致のサイン！原因と対策

ブラジャーを着用したときに、バストの上辺や脇の下からお肉がはみ出したり、カップがカパカパと浮いてしまったりする現象は、まさに**「カップ形状が合っていない」**ことによって起こる典型的なトラブルです。

特に、バストの形やボリュームには個人差があるため、サイズ（アンダーバストとカップ）が正しくても、ブラジャーの**「カップ形状（ワイヤーの形、カップの深さ、サイドの高さ）」**が自分のバストタイプと合っていないと、見た目の美しさだけでなく、着け心地やバストの健康にも影響を及ぼします。

ここでは、カップ形状が合わない人に起こる主な**「盛り上がり」の種類と、それぞれの原因**、そして最適な対策を解説します。

カップ形状の不一致によって生じる主なトラブルは、大きく分けて以下の2つです。

これは、カップ上辺がバストに食い込んでしまう状態です。

原因①：カップの容量不足
- バストが柔らかい・ボリュームがあるタイプなのに、**浅いカップ（例：ハーフカップ、モールドカップなど）**を選んでいる。
- ワイヤーの形がバストの丸みに合わず、カップの上部だけがバストを押し潰してしまう。
原因②：ワイヤー幅の不一致
- ワイヤーの幅が狭く、バストの広がりを収めきれず、脇や胸の中央にお肉が逃げてしまう。

これは、ブラジャーの機能が不十分なために起こる現象です。

原因①：サイドベルト（脇高）の不足
- サイドの幅が狭いブラジャーを選んでいるため、動くたびにバストのお肉が脇へ逃げ、サイドの盛り上がりとして目立ってしまう。
原因②：ワイヤーの高さ不足
- バストのふくらみが始まる位置（ワイヤーの高さ）が低すぎるため、ワイヤーがバストの根元を支えきれず、お肉が下や脇に流れてしまう。

ご自身のバストタイプと、起こっている「盛り上がり」の状況に合わせて、選ぶべきカップ形状を変えましょう。

解決策	選ぶべきカップ形状の特徴
【容量の確保】	フルカップ、3/4カップ：バスト全体を包み込み、上辺への食い込みを避けられる深さがあるもの。
【トップ位置の調整】	ワイヤーの高さがある（深い）もの：トップの位置を高く保ち、お肉が上に逃げるのを防ぐ。
【柔らかい素材】	ストレッチ性のあるレース素材：上辺に伸縮性があるため、バストのボリュームの変化にも対応しやすい。

解決策	選ぶべきカップ形状の特徴
【サイドの安定】	脇高設計（サイドベルトが太い）のブラジャー：脇に流れたお肉をしっかりと集め、カップ内に収める。
【ワイヤーの幅】	ワイヤー幅が広めのもの：特に外側にバストが広がっている方は、ワイヤーの幅を広げることで、横流れを軽減できます。
【土台の強化】	土台（アンダーベルト）に安定感があるもの：土台がしっかりしていると、バストを中央にキープする力が強まります。

カップ形状の不一致を防ぐためには、以下のポイントを試着時に必ずチェックしましょう。

フィット感の確認（前傾姿勢）：ブラジャーを着用し、前かがみになってバストをカップに収め直した後、体を起こしてもカップ上辺に隙間ができないか、または食い込みがないかを確認します。
ワイヤーの位置：ワイヤーが、バストのふくらみの始まるラインに沿い、乳房組織を外側からしっかりと囲んでいるかを確認します。ワイヤーが乳房に乗っている場合は、サイズや形状が合っていません。
肩紐の調整：カップの上辺の浮きや食い込みは、肩紐の長さで解消されることもあります。きつすぎず、緩すぎない、指一本分の余裕がある長さに調整しましょう。

最終的には、異なる形状やブランドを複数試着し、ご自身のバストタイプに合った**「マイベスト形状」**を見つけることが、カップ不一致による盛り上がりを解消する最良の方法です。