ブラジャーの背面が上がると損をする?下側に生まれる「段差」の正体と解消法
ブラジャーを一日着けていると、いつの間にか後ろ側(バックベルト)が肩甲骨の方までずり上がってしまい、その下の背中にお肉が乗って段差ができてしまう……。そんな経験はありませんか?
背面のアンダーラインが上がってしまう状態は、単に見た目が悪いだけでなく、バストの形を崩し、肩こりや姿勢の悪化を招くサインでもあります。なぜブラの背面は上がってしまうのか、そしてどうすれば「段差のないスッキリした背中」を取り戻せるのか、その原因と対策を徹底解説します。
1. なぜブラの背面が上がると「段差」ができるのか?
ブラジャーの理想的な着こなしは、地面に対してアンダーラインが「水平」であることです。背面が上がってしまうと、以下のような悪循環が起こります。
バストの重みに耐えられなくなる
ブラジャーの重みを支える力の約8割はアンダーベルト(背面)が担っています。背面が上がると、支えの支点が狂い、バストの重みがすべて肩ストラップにかかってしまいます。
脂肪が下に押し出される
背面ベルトが上にずれる際、ベルトの下縁が背中の脂肪を強く上に押し上げます。行き場を失った脂肪がベルトの下側に溜まり、ボコッとした「段差(ハミ肉)」を形成します。
カップが前傾してバストが漏れる
後ろが上がると、前側のカップは下を向きます。すると、バストの上部に隙間ができたり、逆にお肉がカップの脇や下に逃げ出したりして、せっかくのバストボリュームが分散してしまいます。
2. 背面がずり上がる「3つの主な原因」
背面が上がってしまうのには、明確な理由があります。自分のブラジャーをチェックしてみましょう。
アンダーサイズが大きすぎる:
最も多い原因です。アンダーベルトが緩いため、体への固定力が弱く、肩ストラップの引き上げる力に負けて背面がどんどん上がってしまいます。
ストラップを短く詰めすぎている:
バストを上げようとしてストラップをきつく締めすぎると、背面のベルトを上に引っ張り上げてしまいます。
ブラジャーの経年劣化(伸び):
使い込んだブラジャーはゴムが伸び、ホールド力が低下します。新品の時は水平を保てても、劣化すると動くたびにずり上がるようになります。
カップサイズが小さすぎる:
カップに入り切らないバストが、ブラジャー全体を押し下げようとし、その反動で背面がシーソーのように上がることがあります。
3. 背中の段差を消し、水平ラインを保つ解決策
スッキリとした後ろ姿を作るためには、ブラジャーの「安定感」を再構築する必要があります。
アンダーサイズを下げてフィットさせる
背面が上がる場合は、今のアンダーサイズより一回り小さいもの(例:アンダー75→70)を検討しましょう。アンダーを下げるときは、カップサイズを一つ上げる(例:A75→B70)ことで、バスト容量を維持したまま土台を安定させることができます。
「U字型バック」や「幅広設計」を選ぶ
背中のホック周辺がU字型になっているデザインや、サイドから背中にかけてのベルト幅が広いタイプは、面で体を支えるため圧力が分散されます。これにより、背面が上がりにくくなり、段差も生まれにくくなります。
正しいフィッティング手順
水平を確認: 鏡を見て、背面のベルトが肩甲骨の下、アンダーバストと同じ高さにあるか確認します。
ストラップの調整: ストラップは指が一本スッと入る程度の余裕を持たせます。締めすぎは禁物です。
ホックの位置: 新品のブラジャーは一番外側のホックで留めるのが基本です。伸びてきたら内側へ調整しましょう。
4. 姿勢と背中の筋肉の関係
実は、猫背や巻き肩などの「姿勢」も背面のずり上がりに影響します。
姿勢を正す: 肩甲骨が正しく動かないと、ブラジャーが体と連動せずにズレやすくなります。
背筋のストレッチ: 背中の筋肉が凝り固まっていると、脂肪が移動しやすくなり段差が目立ちます。定期的に肩甲骨を寄せるストレッチを行うことで、ブラのフィット感も向上します。
5. まとめ
ブラジャーの背面が上がってしまう現象は、あなたの背中が太ったせいではなく、ブラジャーの「サイズ選び」や「寿命」のミスマッチが原因であることがほとんどです。
「後ろ姿は自分では見えないから」と放置せず、アンダーを正しくフィットさせることで、背中の段差は驚くほどスッキリと解消されます。正しい位置でブラジャーを固定できれば、バストトップの位置も上がり、若々しいシルエットを手に入れることができます。
もし、夕方に背中を触って段差を感じたら、それはブラジャーが「もっと私を支えて!」と出しているサインです。一度プロのフィッティングを受けるか、アンダーサイズを見直して、どこから見ても美しいシルエットを目指しましょう。